First Impression / SIGMA Art 24-35mm F2 DG HSM

SIGMA Art 24-35mm F2 DG HSM / 24mm(換算36mm)

SIGMA Art 24-35mm F2 DG HSM / 35mm(換算52.5mm)

SIGMAからArtシリーズの24-35mmがリリースされた。
SIGMAフリークとしては、これを見逃す訳にはいかない。ズームとしては24-35mmのたったの1.5倍なのですが、広角域の1mmは結構な差があるのも事実。さて私の愛機はAPS-CのSD1 Merrillなので、35mm換算では1.5倍になる。折角のフルサイズ用のレンズなので、なんとも贅沢と言うか少々勿体無いではあるが、いずれ近いうちにSIGMAからフルサイズのデジイチが出ることを期待するとして、取り敢えずファーストインプレッションとして、いつもの定点観測をしてみた。

広角域24mmとテレ端35mmを、ほぼ同じ条件で撮影。レンズ性能の詳しいスペックなどは、専門のサイトですでに検証されているのでそちらを参考にしていただくとして、ご覧のとおり、とにかく美しい描写だ。隅々まで全く淀みなく、文句のつけようがない。
そして改めてこのSD1 Merrillですが、すでにQuattroという新型のFoveonセンサーが登場していて、一世代前のセンサーになるわけだが、これを見る限りは、未だ輝きは失せてないし、今でもなお解像番長の一角を担える最高のセンサーなのだと、改めて実感した。

さて私はすでにArtラインの24mm F1.4と35mm F1.4も所有しているので、更に24-35mm F2は必要なのかと問われれば、24mm 28mm 35mmの3本分を、単焦点並みの画質が得られ、たったの1本で網羅出来るというのは、機動力を考えるとかなり重宝するのは間違いないだろう。しかもズームレンズにもかかわらず、画質も妥協しなくて良いというのも魅力的で、今後出番が増えそうな予感である。

実はこの後、ポートレートにも使ったのだけど、f2.0の開放がこれまた素晴らしい。最近のSIGMAは本当に攻めている。ファンとしてはとっても嬉しい。

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-SIGMA SD1 Merrill
-Art 24-35mm F2 DG HSM