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究極の睡眠薬

すっかり陽も暮れて、昼と夜の交代の時間です。

夕焼けタイムから始まって、一番星が幅をきかせてくるこの時間帯は、多くの写真家が待ち焦がれる瞬間でもあります。時間にして30分くらい。三脚を使えば1時間くらいはオイシイ時間帯ですね。
 
 
さて、この時いただいてきた音を、ようやく60分にまとめることが出来ました。
 
真夜中に完成したばかりの音源を、チェックしようとヘッドフォンをしながら布団の中へとスベリ込むが、おそらく30分たたないうちにあえなく夢の中へ。究極の睡眠薬だ。
 
 
ロケ地 / 西表島月ヶ浜

+撮影機材
-CANON 5D MarkⅡ
-EF16-35mm F2.8L II USM
 

自然音をのレコーディング、ミキシングは奥が深い。

高音質だと思っていた、St.GIGAのCD『八重山諸島/夕暮れ』ですが、今あらためて聴いてみたら、そうでもない事に気付いた。と言うか、こちらが進化していたのか!?

クレジットを見ると、当時、最高の録音機材とスタッフ、そして一流のミキシングエンジニアにマスタリングエンジニア、そして豪華なスタジオが使用されている。とても潤沢な予算が付いていた証だ。これは無茶苦茶ウラヤマしい。

そして、いくつかの他の自然音のCDも聴いてみた。

大分テイストが違うのに驚く。どう仕上げるかは、ミキシングエンジニアのセンスとウデ次第なわけだが、もしかしたら、私のやり方、考え方が、かなり変わっているのかも知れない事に気付いた。

音楽と違い、すでにある自然音をレコーディングして来るだけなのに、良い悪いは別にして、こんなにも違いがあるなんて、ある意味ビックリだ。これは奥が深そうだ。

写真を見た瞬間に、その周辺の事象を鮮明に想起する事が出来る

記憶を辿るには写真は有効だ。もちろん映像となるとはさらに鮮明かと思いきや、意外なことに写真の方が優れているように思えることもある。
 
写真は見た瞬間に、その周辺の事象を鮮明に想起する事が出来る。それは映像よりも情報量で圧倒的に足りない部分を、脳が補完してくれるからなのであろう。
 
そしてもっと鮮明に蘇るのが音なんだ。
それも超リアルな音でなければダメだ。
 
眼を閉じてその音を聴いた瞬間に、写真で想起した事象に加え、温度や湿度、その時の自分の状態、それと匂いまでもがフラッシュバックする。
 
二ヶ月前に撮ったこのサガリバナの写真を見ながら、このエントリーを書いている今は、無音状態の部屋にいる。そう、この写真を撮ってから、既に二ヶ月も経過してしまったのだ。いつくかの仕事の山を越えたので、そろそろ音の編集に取り掛かろう。

自然音といえども録るだけじゃダメなんだ。素材をどう料理するかが重要なのだ。
 
 
こちらから関連エントリーがチェックできます。
 

TINGARA.COM全面リニューアルなど、お知らせとお願いです。

TINGARA.COMを全面リニューアルしました。なんじゃ、Island Galleryと同じデザインじゃんってツッコまないでね。時間を見つけて差別化を図ります!でへへ。

何しろ長年愛用していたMovable Typeから、今イケてるらしWORDPRESSへの乗換だったので、旧データの移動やら、ついでにサーバーの移転、しかも海外管理下にあったドメインも日本に移管するなど、コンテンツの追加はなかったんだけど、そりゃもう、大騒ぎなのでした。

しかも、ほぼ同時期にはIsland Galleryのサイト構築もするなど、久しぶりにHTML PHP CSS データサーバーなどと格闘しちょりました。おかげで最新と思われるWORDPRESS 3の構造も理解できて、何年ぶりかのブランクを埋めることに成功せり。です。

でもってコンテンツは何も変わってましぇん。それどころか、あろうことか、大幅な見直しのため、コログで運営しているポッドキャスティングジュースで、22,263人ものご登録をいただいていた方々とのご縁がリセットされてしまうという、ありゃりゃなオマケつきとなってしまいました。

いや~、われながら前置きが長いぞ。しかも、かなりマニアックだ。関係ない人には、全く理解不能な単語を並べよってから・・・。

さてさて、ここでお願いです!
今までiTunes経由でradio TINGARAをご愛聴してくださったみなさま、そのまま放置していると、あの素晴らしいradio TINGARAは永遠に配信されませぬ。大変お手数をおかけいたしますが、こちらのエントリーをチェックしていただき、今一度iTunesにご登録をお願いいたしまする。その前に、更新しろと言う噂もありますね。はい、こちらも少し落ち着いてきたらまた更新を開始しますね。では、どうぞシクヨロ~。

+TINGARA.COM全面リニューアルのお知らせとお願い!
http://tingara.com/1411

え~、写真とエントリーにはなんにも脈絡はございません。
これは、何度か紹介している、西表島で出会った、サガリバナです。

+撮影機材
+CANON 5D MarkⅡ
+EF50mm F1.2L USM + EF12 Ⅱ

誰もいない浜もいいけど、都会っ子の私は、リゾート地も大好きなのでした

以前に『波の音だけでどんな場所なのか上げ潮なのか引き潮なのかがわかる』と言うのをエントリーしたが、今まさにその波の音の編集に取り掛かろうとしている。
そして波も良い音が録れています。

誰もいない浜もいいけど、都会っ子の私は、リゾート地も大好きなのでした。
でへへ。


+撮影機材
-CANON 5D MarkⅡ
-EF16-35mm F2.8L II USM

サガリバナの咲くマングローブ林の風の音は、どう料理するかなぁ。

予てから風の音を録りたいと思っていた。しかし普通に風を録る事は出来ない。マイクに直接風があたると、ボボボボォ~~ってとなって、ノイズそのものになってしまう。ならばってことで、ウィンドジャマーと呼ばれるマイクにを覆う毛皮みたいなやつを付ける事になるのですが、何しろこちらは耳に直接ツッコむ小型のマイクなので、それを付けることは出来ない。一応スポンジタイプのが付属しているのですが、申し訳程度にしか効果が無い。よって風の音を録る事はかなりハードルが高いのだ。

しかし、方法はある!
純粋な風の音は、そうとう強風でも無い限り音はしない。しかし、何かにあたることによって風は存在を増す。自分が直接風にあたると、例のボボボォて言うのノイズになってしまうから、それを避けつつとなると・・・

そうです、森ですよ。森の中だったら強風はそよ風に、そよ風は微風になる。そして木々や葉が風を切るのでその音だったら録れるって事です。さらに興味深い事は、あたりまえですが樹によって音質も違うって事ですね。

さてさて、サガリバナの咲くマングローブ林の風の音は、どう料理するかなぁ。

+撮影機材
-CANON 5D MarkⅡ
-EF70-200mm F2.8L IS USM