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恋人たちの海 / 西表島の月ヶ浜にて

探検隊日記は小休止。え!まだつづくのかって?

風景にヒトがフレームインするだけで物語が生まれるけど、それが恋人同士だと一層掻き立てられます。

ずっとXPERIAで撮っていたのをアップしていたから、こうして5D MarkⅡで撮ったのを載せると、やはり空気感がまるで違います。あたりまえか!? でもね、実はXPERIAで撮った画も好きだったりします。比べる必要は無いんだよね。

さて、ここからPRモードです。
iPhoneで撮影した写真展を開催します。
三井公一さんは、世界のiPhone Photographerにも選出され、なんとスペインの美術館からもオファーが来ているブレイク直前の写真家です。iPhoneのカメラはかなり限られた画質ですが、豊富なアプリを駆使して切り撮られた作品は彼ならではのセンスが光っています。そして大きくプリントされた作品は、さらに感動モノです。

これマジiPhoneで撮影したの?
ぜひ、ギャラリーに足を運んでくださいね。

+三井公一 写真展「iPhonegrapher ~around the water~」
http://islandgallery.jp/398

会期:7月31日(土)~8月15日(日)※会期中無休
OPEN / 11:00~19:00
会場:Island Gallery
東京都中央区京橋1-5-5 B1
tel:03-3517-2125
入場料:無料

濃いサガリバナの香りに導かれながら、さらに森の奥へ。

全エントリーからのつづき。

さらに深い森への分岐を行く。
その前に、ここで我々探検隊の無事と、この森に入る許可をいただくため、手を合わせ一礼をした。

そして一歩踏み出すと・・・
うわっ!やはり居ました。女郎蜘蛛さまが行く手を阻むかの如く、狭い通路いっぱいに罠をしかけて、その中央に今か今かと鎮座しております。これは想定済みだったので、近くの小枝を拾って露祓い。いや蜘蛛の巣祓いをしつつ、さらに前進していきます。いくつかの女郎蜘蛛さまを祓いつつ、そしてここは先島ハブさまの本拠地。どうぞ出会いませんように。そしてさらに奥へ。

狙いの鳥さんたちの気配を充分に感じつつ、濃いサガリバナの香りに導かれながら、ようやく日中にロケハンした場所に到着。

すぐさま、導入したばかりの自慢のLEDで、お目当てのサガリバナポイントを照らしてみる。残念ながら、期待していたようには咲いてなかったけど、絵になるポイントで慎ましやかに枝から下がっている。まさにサガリバナだ。よく見ると、これから咲きそうな蕾を沢山つけていたから、今回は少し時期が早かったようです。盛りの時はスゴイだろうな。と同時に、さらにさらにアヤシイ香りも強まるのでしょうね。おそらくクラクラですよ。蜂さまたちも、この時とばかりに、一生懸命お仕事をなさっておられましたので、まったく恐くありません。はいはい、邪魔はしませんからね。来年のためにせっせとお仕事ガンバってくださいまし。

ひと通り、愛しのサガリバナちゃんを撮影出来たので満足満足。
さぁ、いよいよ、あの森の一番鳥さんが囀ってくれるのを待つばかりです。
そう、火の鳥、琉球アカショウビンさまです。

つづく・・・かな?
これだけエントリーするのなら、もう少し計画的に順序良くすればよかった。
思いつきでやるとダメですね。

満月から三日ほど過ぎた明るい月夜ではあるが・・・

現地には真夜中の四時過ぎに到着し、いそいそと機材を背負い森の中へ。

満月から三日ほど過ぎた明るい月夜ではあるが、流石に深いマングローブの森には、その光は届かない。当然懐中電灯は持ってきたが、真夜中の森に入るには、あまりにも心許ない。よって仕入れたばかりの調光調色が出来る業務用LEDの出番だ。これは単三電池6本で稼働する小型ながら、かなり強力な光を発する事が出来るスグレモノ。ビデオ撮影などに使うライティング用に開発されたモノだ。

俄然明るくなって安心して歩けるかと思いきや、なにやら足元でゴソゴソと蠢いているイキモノ発見。蟹だぁ! そっか、ここは小さな沢みたいな場所だったからなのね。

夥しい数の蟹さんたちの隙間に一歩一歩足を置きつつ、ゆっくりと目的地に向かう事にした。そしてさらに森へ向かう分岐に入る。

つづく・・・

サガリバナは一夜にして咲き、甘く怪しい香りで昆虫たちを虜にする

サガリバナは夜から咲き始め、夜明けにかけて散る。一夜にして咲き、その甘く怪しい香りで昆虫たちを魅了し、まんまと受粉に成功した花たちは、その役割を終えて、鬱蒼としたマングローブの川面にポタポタと散り、ゆっくりと海辺まで流れ行く。

つづく・・・
と書きつつ、ここまできて続いてない事に気がついた。
写真を整理しながら思いつきで書いているので、時間軸などメチャメチャじゃんね。
ま、いっか。でへへ。

そして意外な場所で愛しのサガリバナを発見したのでした

前エントリーからの続きです。

今回の同行メンバーでもあるさおたんは、ギャラリーに勤める前に、あの地球交響曲第五番の出演者でもある、染織家の石垣昭子さんの紅露工房に、研修のため三ヶ月間だけ西表に住んでいたことがあるという経歴の持ち主。そして短い自由時間をやりくりして、島を探検していたらしく、その記憶を頼りにいくつかのポイントをロケハンしてみました。すると驚いたことに、意外な場所で愛しのサガリバナを発見したのでありました。詳しくここで教えることは出来ませんが、その場所はカヌーに乗ること無く辿りつけ、さらに三脚も立てられる絶好のポイントとなったのでした。当然ながら、その場所の自然音もバッチリなロケーションだったのでした。

つづく・・・

愛しのサガリバナは何処に・・・

前にも書いたとおり、今回の八重山のメインはバイノーラル録音による自然音の収録ですが、この時期に咲くサガリバナを観るのも密かな楽しみでもありました。しかし下調べしてみると、とてもじゃないけど、自然音を録りながらは、ほぼ不可能。何しろ狙いの時間帯が見事にバッティングしている。しかも咲いている場所はマングローブの森の奥深くで、歩いては行けず、カヌーで上流まで行かなければならない。サガリバナツアーとかもあるようだけど、そのようなツアーでは写真撮影はまだしも、自然音の録音なんてありえません。なので下調べの段階で諦めていたのでした。

さて、今回の自然音の録音は、真夜中から夜明け前にかけてが、もっともオイシイ時間帯であり、あとは陽も陰り始めた夕方か朝方だ。梅雨明けしたばかりのこの時期の西表は、強烈な太陽光線が降り注ぐため、日中、陽が高いうちはロケハンに費やすというのが流れです。

つぐく・・・