SIGMA sd QuattroからSFD MODEという、一回のレリーズで7枚の露出の異なる画像を撮影し、ひとつのファイルにする機能があるのだけど、ノーマルのワンショットで得られる写真とどれくらいの違いがあるのかをテストしてみた。
で、比較の結果、ちょっと唖然とするくらいの差が出てビックリした。ノーマルのワンショットでも、相当の解像度を誇っているQuattroセンサーですが、SFD MODEのデータはまったく別物と言っていいほどの解像度だった。人間の目って不思議で、一度この解像度の世界を知ってしまうと、Quattroのワンショットで撮る写真ですら、ダメダメなデータにしか見えなくなってしまう。困ったものだ。
更に付け加えると、ベイヤーのデータはもうダメ過ぎて、お話にならない。4240万画素とか5060万画素とかのカメラでも、それはただデカイだけで、そもそもの等倍のデータは、2000万画素の時から、大した進化はしてないように思う。
ただ問題はある。SFD MODEは撮影も現像するのにも、相当の忍耐力は必要になるということだ。それでもこの一枚を見たら、その忍耐も限界を超えることはない。でも出来れば、ワンショットでこのクオリティを実現してほしいと思うのは、言うまでもありません。
折角ですので、こちらにオリジナルサイズを公開します。気になる方は、ダウンロードしてチェックしてみてくださいね。ぶったまげること必至です。
さて、いよいよ来週末に迫ったCP+2017ですが、SIGMAブースで登壇させていただきます。今回のテーマは『魅せる作品のプリント』です。ギャラリスト、展覧会プロデューサー、プリントマスターなどの立場として、お話をさせていただく予定です。SIGMAファンじゃない方にも、参考になるかと思います。もちろん、プリント作品におけるSIGMAの優位性なども盛り込みます。よろしければ会場にお越しください。
CP+2017 SIGMAブース
『魅せる作品のプリント』
2月26日[日] 14:15-14:55
出 演 / 石島英雄 Island Gallery 主宰
ゲスト / 彩色写真画家 安斉紗織
Location / Fixed-point observation from my home Tokyo ,JAPAN
+CAMERA
-SIGMA sd Quattro H + SFD MODE
-120-300mm F2.8 DG OS HSM