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SIGMA 70MM F2.8 DG MACRO / 絞り値による違い

通称カミソリマクロの絞り値による違いをどうぞ。
一枚目が開放F2.8で2枚目がF16です。

F2.8は開放からキッチリ解像していてボケも綺麗です。
そして極端にF16まで絞ってみましたが、小絞りボケによる解像度の低下も気にするほどではありません。よって、どう表現したいかで絞り値は選べば良いかと思います。

Location / Lake Shirakomaike Nagano, JAPAN

+CAMERA
-SIGMA sd Quattro H
-Art 70mm F2.8 DG MACRO

SIGMA Art Lens Test @14mm / SONY α7RⅡ


[CAMERA / Xperia XZ Premium]

今日は折角のオフ日でしたが、お天気もドンヨリしていたのでお出かけもせず、前からやろうとやろうと先延ばしにしていたレンズテストをしました。
今回は表題の通り、SIGMA Art Lens 3本による、@14mmのテストです。

使用したカメラは SONY α7RⅡで、テストしたレンズは以下の3本です。

-Art 14mm F1.8 DG HSM
-Art 12-24mm F4 DG HSM
-Art 14-24mm F2.8 DG HSM

▼こちらにフルサイズのデータを公開していますので、自身の目でチェックしてみてください。

SIGMA Art Lens Test @14mm / Google Photos

総評としては、三本とも全く文句の付けような無いレベルの結果だと思います。まあ、これで片付けてしまったら身も蓋もないので、あえてそれぞれのレンズについて書きます。

▼Art 14mm F1.8 DG HSM
SIGMAが誇る超広角単焦点レンズという事で、Art14mm F1.8は開放から十分に周辺を含め四隅まで解像しています。F4ではもう実用レベルだし、F5.6ではほぼ完璧になります。フルサイズのα7RⅡですと、F8ぐらいがオイシイところでしょうか。

▼Art 12-24mm F4 DG HSM
立ち上がりがF4と少々暗いレンズですが、基本絞り込んで使う風景写真では全く問題にならないレベルです。という事で、こちらも開放F4から十分実用レベルになり、F5.6でほぼ完璧で、F8で全画面クリアな解像をしています。

▼Art 14-24mm F2.8 DG HSM
こちらも開放F2.8から十分に使えます。F4まで絞れば安心して使えるレベルになり、更にF5.6まで絞れば作品として大きくプリントすることも問題ない解像をしています。そしてα7RⅡでのオイシイF値は、8から10くらいでしょうか。

【 総 評 】
風景写真における@14mmの対決としては、F5.6まで絞れば3本とも甲乙つけがたいレベルでした。あとは用途別でのチョイスになるかと思います。星撮影をされる方は、迷わずArt14mm F1.8を選べば幸せになれるハズですし、広角域の@2mmの差は意外にデカイので、少々暗いけどArt12-24mm F4はやはり外せない。そしてArt14-24mm F2.8は、この3本の中ではもっともバランスの取れた、一番使い勝手がよいレンズだと思います。

それにしても、あの超広角レンズ特有の歪みや周辺の流れは、いったいどこにいったのでしょうか? 最近のSIGMAのアートレンズでは、ディストーション・ゼロが当たり前になっているので、こんな大都会の建物を撮っても、きっちり真っ直ぐなものは真っ直ぐに写っていて、これが超広角の@14mmなんて、アートレンズが登場する前までは、想像出来ませんでした。

もっともあの歪みと周辺の流れが、モーレツなワイド感を感じさせていたので、それが好きだったと言う人がいてもおかしくはないですね。もちろん私は元には戻れません。

+CAMERA
-SONY α7RⅡ

+LENS
-Art 14mm F1.8 DG HSM
-Art 12-24mm F4 DG HSM
-Art 14-24mm F2.8 DG HSM

Location / Fixed-point observation from my home Tokyo ,JAPAN

四畳半もあれば出来る、映像&サウンドシステム

タイトルは意味深ですが、それは最後まで読んでいただければわかります。
 
さて、私も関わって進めていた、白百合女子大学松前祐司研究室内にスタジオが完成しました。通称『ゆんたくスタジオ』。と言っても、世間で言うスタジオとはチト違うかも知れない。所謂DAWだ。DAWとは、デジタル・オーディオ・ワークステーション / Digital Audio Workstationの略でPCベースで構築されたスタジオの事です。
 
そしてTINGARAもこのスタイルです。作家でボーカルのつぐみのプライベートスタジオ通称『ツグスタ』と私の『ヒデスタ』は、ほぼ同じシステムで構築されていて、ファイルのやり取りだけでトータルリコールが出来ます。共同作業をする上では、これはもっとも重要な要素なのです。
 
そしてそして、この度、完成した『ゆんたくスタジオ』も、ほぼ同じシステムとなるので三兄弟と言う事になります。更に、もう一つ、Island Soundのメンバーで、Island Galleryの店長でもある安斉紗織の『さおたんスタジオ』もあります。こちらは三兄弟よりは機能限定ですが、なかなかのモノですよ。
 
 
▼システムの主な仕様
 
+カスタムPC / ヒデオチューニング
-OS / Windows 7 Professional 64bit
-CPU / Core i7 930 / OC 4G
-CPU COOLER / 水冷
-MEMORY / 12G
-SSD / 80G
-HDD / 3台まで取り外し可能
 
+モニター環境
GENELEC 8020B
M-AUDIO Fast Track Pro
MACKIE 02-VLZ3
 
+アプリケーション
-EDIUS PRO5
-Cubase 5
 
大雑把に紹介すると、こんなところです。このシステムのキモはCore i7 930をオーバークロックして4Gで常用出来ると言う事ですね。それを水冷が支えています。システムドライブはSSDにしているので、OSやアプリの起動は激速です。レイドを組めば更に早くなりますが、今回は見送りました。そしてHDDは3台同時に使用出来て、プロジェクト毎に差し替えも自由。もちろん使用してない時は電源はオフに出来ます。
 
モニター環境は、それぞれのスタジオによって違います。今回は『ゆんたくスタジオ』で採用したシステムをご紹介しましょう。
モニタースピーカーはGENELEC 8020Bです。コンパクトではあるが、ニアフィールドでは、むしろこのサイズが使いやすいのです。オーディオインターフェイスは、24bit/96kHzに対応したM-AUDIO Fast Track Pro。これだけでも普通は事足りるが、今後の事も考えて、小型の外部ミキサーとして、MACKIE 02-VLZ3を間にカマす事にした。
 
映像編集ソフトはEDIUS PRO5を採用。すでにEDIUS 6が登場しているので、いずれバージョンアップするとして、パフォーマンスチェックとしてCANON 5D MarkⅡで撮影したフルHDの編集済みの映像を走らせてみた。カラコレ・ディゾルブ・エフェクト・タイトルなど、そこそこCPUパワーを必要とする部分でも、CPUの使用率は10%程度だ。20%を超えることはまず無い。もちろんレンダリングなんてありえない超快適フルHD編集システムなのだ。
 
うわぁ~~~、なんというマニアックなネタだ。こんなもん誰が読むのじゃ・・・と、ここまで書いて、漸く気が付いた。
まぁ、これから映像編集をしてみたい人の参考になればいいかな。今回紹介したシステムは、最小にして最強なのですよ。四畳半もあれば出来る、映像&サウンドシステムでもあります。
 
 
Photo by Saori
 
 

時々USTREAMで実験的に八重山サウンドを流している。昨日も零時から突然始めた。

時々USTREAMで実験的に八重山サウンドを流している。昨日も零時から突然始めた。音は既に編集済みの120分バージョンで、もちろんバイノーラル録音によるもの。いつもだったらこれに静止画をスライドさせているのだが、昨日は更にバージョンアップして、5D MarkⅡで撮影してきた生のフッテージをノー加工のままオンエアーした。

更に更に、前回から試みている事だけど、私のおしゃべりもいれている。もしかしたら逆効果にもなりかねないけど、自分としては何だか楽しかったなぁ。ご参加いただいたみなさま、お付き合いありがとうございます。またやります。

ご興味がある方は、私のtwitterをフォローしてくださいね。
 
+ひでおのつぶやき / twitter
http://twitter.com/hideo_chan
 
+IslandSound Channel / USTREAM
http://www.ustream.tv/channel/islandsound
 
 
ロケ地 / 西表島
 
▼撮影機材
+CANON 5D MarkⅡ
+EF70-200mm F2.8L IS USM
 
 

おいっ、WAVES!プロテクトに命を燃やす前に、もちっと客を大事にしろ。

うわぁ! いつのまに君はそこから顔を出すようになっていたんだ?

最近、昼間のニンゲンになっていたから、ぜんぜん気付かなかったよ。

ということで、前編からの続きです。しかもここからはマニアックなネタです。

音楽制作ソフトはマーケットが小さいためか、その進化はかなり遅い。しかもホストアプリケーションがバージョンを上げても、ソフトシンセやVSTプラグインが対応してこない事には、どうにもならない。要するに使っているソフトの中で、ひとつでも対応が遅いと、それに引っ張られることになる。そんな状態だから、環境を変えるタイミングを逃していたのである。でも特に困っていた訳ではない。むしろ安定稼動していたから快適だったのだ。では、なぜ今一新する事にしたのかは、Windows7の評判良くて、周りの環境も整いつつあったからだ。しかも64bitには特に興味があった。

いろいろ下調べをして、64bitに対応してない32bitのアプリでも、余程の事がない限りは、普通に動く事が分かった。今回インストールを予定しているアプリは、ほぼ64bitに対応しているし、仮に32bitでも何とかなりそうだと判断したのでした。

ところが・・・
やはりというか、またしてもというか、すんなりインストールをさせてくれないアプリがあったのだ。それは以前から毎度苦労しながら入れているWAVESだ。WAVESは、私にとっては無くてはならないエフェクトなので、外すわけにはいかない。ちくちょ~~!またお前かよぉ!!

で、いろいろ調べているところに、twitterから情報が・・・
どうやらWindows7/64bitにCubase5/32bitをインストールすれば解決するらしい。なんだかなぁ・・・なかんじだけど、まずはこいつが無い事には始まらないので、早速試してみることに。しか~~~~~~し、これまた、すんなりとはいかないのだ。高いソフトなので不正コピー防止用のドングルと呼ばれているUSBキーが必要なのだが、これがかなりの曲者で、アクティベーションで毎回のようにトラブルのだ。その都度、サポートにメールで連絡をして対処してもらうのだが、このやりとりは全て英語。私の幼稚な英語力を駆使して状態を伝えて、サポートしてもらうワケだから、そりゃもう大変だわさ。オフィシャルサイトには無茶苦茶丁寧なトラブルシューティングも、沢山用意されているけど、そもそもこれってどうなんじゃ?! 最近のソフトでインストールで躓くのなんて滅多に無いよね? なんだか客をナメているとしか思えんぞ。しかもこのWAVES GOLDって、滅茶苦茶高いのよ。

 おいっ、WAVES!
 プロテクトに命を燃やす前に、もちっと客を大事にしろ。
 というか、はよ64bitに対応してくれ!

WAVESが対応してくれたら、晴れてネイティブ64bit環境が構築できるのよ。
ふぅ・・・・。疲れたわ。

どなたかのお役に立てればと思い、エントリーしてみました。
こんなので悩んでいる方のヒントになれば幸いです。

安定稼動まで、あと少し。
ガンバルワンワン。

ヒトバシラーのひでおさんでした。

音楽制作環境を一新した。いや、している最中だ。

おぉぉぉぉを。久しぶりに朝焼けを見た。
最近、昼間のニンゲンになっていたからさ・・・

音楽制作環境を一新した。いや、している最中だ。

パソコンの性能は、割と最新に近い状態を保っていたんだけど、音楽制作環境は、数世代前の状態だった。何しろVISTAの出来が芳しくなかったため、XPのまま、アプリもバージョンアップする事も無く、ある意味、かなり安定稼動していたから、特に替える必要もなかったのだ。

しかし如何せんXPでは古すぎる。このままじゃ、化石になってしまうぞなもし。ということで Windows7/64bitがなかなか評判良さそうなので、思い切って環境を一新する事にした。

つづく。