タイトルは意味深ですが、それは最後まで読んでいただければわかります。
さて、私も関わって進めていた、白百合女子大学松前祐司研究室内にスタジオが完成しました。通称『ゆんたくスタジオ』。と言っても、世間で言うスタジオとはチト違うかも知れない。所謂DAWだ。DAWとは、デジタル・オーディオ・ワークステーション / Digital Audio Workstationの略でPCベースで構築されたスタジオの事です。
そしてTINGARAもこのスタイルです。作家でボーカルのつぐみのプライベートスタジオ通称『ツグスタ』と私の『ヒデスタ』は、ほぼ同じシステムで構築されていて、ファイルのやり取りだけでトータルリコールが出来ます。共同作業をする上では、これはもっとも重要な要素なのです。
そしてそして、この度、完成した『ゆんたくスタジオ』も、ほぼ同じシステムとなるので三兄弟と言う事になります。更に、もう一つ、Island Soundのメンバーで、Island Galleryの店長でもある安斉紗織の『さおたんスタジオ』もあります。こちらは三兄弟よりは機能限定ですが、なかなかのモノですよ。
▼システムの主な仕様
+カスタムPC / ヒデオチューニング
-OS / Windows 7 Professional 64bit
-CPU / Core i7 930 / OC 4G
-CPU COOLER / 水冷
-MEMORY / 12G
-SSD / 80G
-HDD / 3台まで取り外し可能
+モニター環境
-GENELEC 8020B
-M-AUDIO Fast Track Pro
-MACKIE 02-VLZ3
+アプリケーション
-EDIUS PRO5
-Cubase 5
大雑把に紹介すると、こんなところです。このシステムのキモはCore i7 930をオーバークロックして4Gで常用出来ると言う事ですね。それを水冷が支えています。システムドライブはSSDにしているので、OSやアプリの起動は激速です。レイドを組めば更に早くなりますが、今回は見送りました。そしてHDDは3台同時に使用出来て、プロジェクト毎に差し替えも自由。もちろん使用してない時は電源はオフに出来ます。
モニター環境は、それぞれのスタジオによって違います。今回は『ゆんたくスタジオ』で採用したシステムをご紹介しましょう。
モニタースピーカーはGENELEC 8020Bです。コンパクトではあるが、ニアフィールドでは、むしろこのサイズが使いやすいのです。オーディオインターフェイスは、24bit/96kHzに対応したM-AUDIO Fast Track Pro。これだけでも普通は事足りるが、今後の事も考えて、小型の外部ミキサーとして、MACKIE 02-VLZ3を間にカマす事にした。
映像編集ソフトはEDIUS PRO5を採用。すでにEDIUS 6が登場しているので、いずれバージョンアップするとして、パフォーマンスチェックとしてCANON 5D MarkⅡで撮影したフルHDの編集済みの映像を走らせてみた。カラコレ・ディゾルブ・エフェクト・タイトルなど、そこそこCPUパワーを必要とする部分でも、CPUの使用率は10%程度だ。20%を超えることはまず無い。もちろんレンダリングなんてありえない超快適フルHD編集システムなのだ。
うわぁ~~~、なんというマニアックなネタだ。こんなもん誰が読むのじゃ・・・と、ここまで書いて、漸く気が付いた。
まぁ、これから映像編集をしてみたい人の参考になればいいかな。今回紹介したシステムは、最小にして最強なのですよ。四畳半もあれば出来る、映像&サウンドシステムでもあります。
Photo by Saori
コメント
おお・・・、マル秘ノウハウ無料大公開!
モニター環境だけでもまねしたいな-・・・ボソッ!
ムナさん
じゃんじゃん公開しちゃいます・・・
が、こんなマニアックなネタは誰も興味ないよね。
でへへ。
肉丸さん
この一回り小さいのは、さおたんスタジオで採用していますよ。
パーソナルベースだったら問題ないよ。
ユニヴァーサル四畳半!
銀閣寺にある、世界最初の四畳半を思い出したでありんす。
びんちゃん
おぉ、何だかカッチョいいネーミングです。
ちなみにヒデスタは7畳なんです。