前にも書いたとおり、今回の八重山のメインはバイノーラル録音による自然音の収録ですが、この時期に咲くサガリバナを観るのも密かな楽しみでもありました。しかし下調べしてみると、とてもじゃないけど、自然音を録りながらは、ほぼ不可能。何しろ狙いの時間帯が見事にバッティングしている。しかも咲いている場所はマングローブの森の奥深くで、歩いては行けず、カヌーで上流まで行かなければならない。サガリバナツアーとかもあるようだけど、そのようなツアーでは写真撮影はまだしも、自然音の録音なんてありえません。なので下調べの段階で諦めていたのでした。
さて、今回の自然音の録音は、真夜中から夜明け前にかけてが、もっともオイシイ時間帯であり、あとは陽も陰り始めた夕方か朝方だ。梅雨明けしたばかりのこの時期の西表は、強烈な太陽光線が降り注ぐため、日中、陽が高いうちはロケハンに費やすというのが流れです。
つぐく・・・