子供の頃、お天気雨によく遭遇した。
今から思うと、それは空が広かったからだろう。
遠くの天気まで見渡せたからだ。
東京にいると自分のいる場所ピンポイントしか認識できない。
千葉県にある谷津干潟は、だだっ広い。
ここで狙うのは、あのウユニ塩湖さながらの光景だ。
そう水面に写し出されるもう一つの風景。
何度かソレを狙って、ここに通った。
完璧ではないが漸く叶った。
間もなく最後の輝きと共に、大粒の雨が鏡の水面を消していった。
また来るね、谷津干潟。
+撮影機材
-SIGMA SD1
-APO 50-150mm F2.8 EX DC OS HSM