久しぶりに魔が差したように弾丸ロケに行って来ました。
目的地は白駒池。
すっかり紅葉も終了していて、平日だと言うこともあるかもしれませんが、人はままばらでした。更にカメラを持って撮影をされる人は皆無でした。
みなさん紅葉を狙いに、他のロケ地に行っているのでしょうね。
私は苔狙いなので、十分楽しめました。
さて今回持っていった相棒カメラは、導入したばかりの SIGMA fpです。
そもそも私はFoveon使いなので、ベイヤーでネイチャーを撮ることも無いかと思いましたが、やはりおニューのカメラの実力を知りたくて、今回はSIGMA fpを持っていくことにしました。
このカットは2点とも、5枚の露出ブラケット撮影をしました。
少しでも画質向上に役立てようと言う魂胆です。
さてインプレッションですが、Foveon使いとは言え、一応それなりに最新のベイヤー機も試している経験上から申し上げますと、シグマ初のベイヤー機ですが、他社に引けをとるようなことは全くありませんでした。むしろ色味の味付けはなぜかFoveonに似ていて、私が感じている所謂ベイヤー臭さが軽減されているように思いました。おそらくソフトを開発しているチームが意図的にそうしているのではないかと思う次第です。もちろん私としては好印象です。
さてではネイチャーとして本当に実践に使えるのかということに関しては、これは私の主観になりますが、まずはプリントにするとなると、2,460万画素が少々物足りない。もちろんプリントする大きさや、最終目標をどこに置いているのかにもよります。
もっともこれは、私がアートフォトを扱うギャラリーを主宰しているし、自身でもそれなりなクオリティを目指しているので、こんな意見になります。
一般的に言えば 2,460万画素もあれば、これで足りないなんてことは滅多に無いわけで、私のような特殊事情がなければ、大いにオススメ出来るカメラだと言うことになります。
では私の使い方のお話をしましょう。
上記理由により、ネイチャー系で撮影するのはFoveon一択です。
では何が私にとって魅力なのかですが、現在映像と音楽を鋭意制作していまして、映像は4Kで撮影しています。Lumix S1を導入したのもそのためです。ではそれで良いじゃんってことになりますが、全くそのとおりなのでございます。Lumix S1はとても優秀なカメラですし、4K映像も無茶苦茶素晴らしいです。でもいかんせん重たい。そこで登場したのが、SIGMA fpというわけで、これはデザインもコンセプトも含め、私のツボでした。
ただ世界最小フルサイズという称号を得るために、思い切って省かれた部分に、私が必要としているいくつかの機能もあったりして、ホイホイとLumix S1から乗り換えることは出来ないのが残念です。今後は使い分けをすることになりそうです。
さて、あえて書いておきますが、私が欲しかった機能は、4K動画では60Pです。
スチールではシンクロスピードが RAW DNGですと1/15、JPGでも 1/30なので、日中のストロボがほぼ使えません。メカニカルシャッターを廃したので当たり前ではあるのですが、やはりストロボが使えないのは痛い。もちろん暗いシーンなら使えますが、流石に1/15では手ブレを抑えるのが厳しいです。
などと多少のことはあるものの、それを補ってあまりある魅力的なカメラです。普段使いとして登板数が増えそうです。
Location / Shirakomaike Nagano ,JAPAN
+CAMERA
-SIGMA fp
-Art 14-24mm F2.8 DG DN
ちなみに映像と音楽について、こんなことをやっています。
まだ始動したばかりなので、よろしければチャンネル登録などしていただけたら喜びます。