ギャラリーを今の京橋に移転して10年が経ちました。いやはや、我ながら、よく頑張っています。
・・・と思いきや、こちらのご主人は、なんと江戸より五代続いている日本橋の名店、吉野鮨の四代目である。すでに五代目が当主となっていますが、この四代目も、時々・・・と言うか、馴染みの客が来た時は、こうして表に顔を出してきます。そして今夜は我々のお相手もしてくれました。
ギャラリースタッフは大喜び。
四代目:君たちはどこから来たの?
娘たち:はい、京橋です。
四代目:おぉ、それは遠くからありがとうね。
娘たち:はぁ・・・?
日本橋と京橋では、文化圏が違うのである。
子供の頃は、八重洲大通を境に、石を投げ合ったらしい。
でも、あまりにも広い通りなので、端までは届かない。
そんな隣町から、良く来てくれましたねって事だったのだ。
何ともねぇ。良い話です。
そもそも、東京駅からまっすぐ伸びるあの八重洲大通に石コロがあったと言うのがスゴイよね。何しろ舗装されてなかったとの事。東京駅からは石炭のトロッコも走っていたらしい。ホントかっ!? まるで『ALWAYS 三丁目の夕日』さながらだよね。
もっともっと話が聞きたかったけど、今夜はこれまで。
で、最後に、四代目曰く。
次はもっと色っぽい話をしようねってさ。
流石じゃ。
そもそも日本橋から京橋・銀座は艶っぽい街なのだとの事。至極納得。でも、今はどうなの?
我が京橋のギャラリーも、艶っぽい街に仲間入りをしよう。
▼吉野鮨本店
東京都中央区日本橋3-8-11
03-3274-3001
コメント
お~!
新しい粋文化作って艶艶になりましょう。
あの辺りに住んだらまた楽しそうだなと思いました。
銀座、京橋、日本橋…
それぞれの文化と人の暮らしがあるのだと知りました。
もっとお話聞きたかったです。
この界隈の見方がかわりました。
わ、四代目、粋な江戸っ子ですね。素敵だなあ。
私も昔、茅場町〜日本橋界隈で5年くらい働いてて
毎日八重洲口まで歩いていたので
この界隈のことすごく興味があります。
こういう粋な大人にお話を聞ける
ボクネンズレディース、
ますます磨きかかりますね〜!
> 東京駅からは石炭のトロッコも走っていたらしい。
このことだけでも、興奮します。
あちこちに都電が元気に走っていたり、
トロリーバスが走っていたり、
乗り物たちも、なんか色っぽかったんだよね。
そして、鉄道マンも粋だった。
あ〜、そんな時代にタイムスリップして、
一日中、都電に乗りまくりたいな。
昼飯は、ここの鮨をつまみながら、一杯やってね。
Tamamiさん
こう言う人に会える京橋界隈は自慢です。
まっちゃん
おぉ、タイムスリップしますね。