Narawara shining in the sunset / 夕日に輝くナラワラ 北海道野付半島

年末年始を利用して行った北海道の旅ですが、もう、ひと月も経ったんですね。何気に本業が忙しく、その後は、どこも行けてません。寒いうちに、寒い場所に行きたいと思う今日この頃です。

ところでモバイル環境を一新しました。ここからはこの写真とは全く別の話になりますのでお気を付けください。
モバイル環境を一新と言ってもノートPCを新調しただけのことなんですが、今まで使っていたのは Vaio Duo11という、まぁなかなかカワイイやつでして、長期の出張のときに持ち出したり、あとはリビングでまったりしながらホームページの更新をしたりと、割りと軽い作業で活躍していました。
そして時々無謀にも、SIGMAのカメラで撮影したRAWデータを現像したりもしたのですが、そりゃもう流石に4年前のモデルともなれば、少々荷が重いわけでして、更に決定的なのはモニターがアレなワケで、アレって何かって申しますと、何でも綺麗にみえてしまうという、今時のモニターです。綺麗に見えるんなら良いじゃないかってことですが、自分がネットでYouTubeや写真を鑑賞するだけならオッケーですが、それじゃあ困るのが現像なんですね。何でも綺麗に見えてしまったら、本当の色がどうなっているのかがまるで分からないのが問題なんです。本当の色が分からなければ、画像調整なんて出来る訳がありません。よってVaio Duo11でうっかり現像をしてしまうと、あとからちゃんとしたモニターでチェックしてみると、ひっくり返ってしまうことが多々あるのです。その時はもう、恥ずかしくて恥ずかしくて即刻削除ですよ。まあ、削除まで至らなくても、かなり気分が悪いです。
みなさま、本当の色を見ながら現像していますか?
一度、チェックされた方が良いかもしれませんよ。実は私の周りでも、かなり色が破綻している人が多いです。と言うか、ちゃんと現像が出来ている人の方が少ないかもしれません。

さて前置きがかなり長くなりましたが、今回導入したのはこれです。
Surface Book – 256GB / Intel Core i7 / 8GB / GPU

Surface BookのモニターはモバイルPCにしては、かなり気合が感じられる仕様になっています。残念ながらAdobe RGBには対応していませんが、sRGBは100%で、解像度は 3000×2000(267PPI)と巨大です。あれ、これってもしかして、メインPCで使っているEIZOの27インチよりもデカイんじゃないか^^; まぁ、そちらはAdobe RGBカバー率99%という、ある意味業界スタンダードなので、解像度だけでは比べることは出来ないのですが、それでもこのSurface Bookは頑張っているんじゃないかな。そして更にモバイルPCとしては、珍しくGPUを積んでいるので、Photoshopや動画編集には有利だったりするんです。そしてSIGMAの現像ソフトであるSPPの最新バージョンは、GPU対応を謳っているので効果は絶大だ。

さて、ファーストインプレッションとして長々と書きましたが、実際に現像作業をしてみてどうかというと、パフォーマンスとしては申し分ない。そして色調整も、これを最終のプリントまで持っていくには少々の不安はありますが、それでもそこそこの完成度は得られそうだ。
誤解を恐れずに申し上げますと、今のところ私の知る限りでは、モバイル環境でここまで出来る唯一の機種だと思います。他に知らないだけかもですが・・・。

さて、今年もカメラの祭典である CP+2017のSIGMAブースにて登壇させていただくことになりました。今回はしっかりお題をいただいてまして『魅せる作品のプリント』だそうです。ギャラリスト、展覧会プロデューサー、プリントマスターなどの立場として、お話をさせていただく予定です。SIGMAファンじゃない方にも、参考になるかと思います。もちろん、プリント作品におけるSIGMAの優位性なども盛り込みます。よろしければ会場にお越しください。

CP+2017SIGMAブース
『魅せる作品のプリント』(仮)
2月26日[日] 14:15-14:55
出 演 / 石島英雄 Island Gallery 主宰
ゲスト / 彩色写真画家 安斉紗織


Location / Narawara Notsuke Hokkaido, JAPAN

+CAMERA
-SIGMA sd Quattro H + SFD MODE
-Art 85mm F1.4 DG HSM

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