10年前のRAWデータを最新技術で蘇らせてみた / SIGMA dp3 Merrill

自然写真でアートフォトとして発表するとなると、やはりPhotoshopなどのアプリで大なり小なり調整はしたい派です。

そしてRAWデータで残しておけば、アプリや自分自身の進化により、最初に現像して仕上げたときよりも、更にレベルをあげられる可能性もあります。

という事で、10年前に撮影したRAWデータを最新の技術で『琳派』をイメージして現像してみました。

琳派の作品には、美しい色彩や独特なデザインが特徴的であり、美意識が高く、日本の伝統文化を感じさせます。琳派は、美意識の高い芸術的な価値と、実用性を併せ持った日本の美の象徴の一つだとの想いから、私なりに写真での表現を試みました。

それにしても10年前のこのカメラ、SIGMA dp3 Merrillですが、私にとっては未だに最高のカメラのひとつです。Foveonセンサーの超解像度と独特の色ノリが大好きです。

最後に付け加えますと、これは撮って出し派を否定するものではありません。
最終仕上がりをイメージして完璧に光をコントロールして勝負している、特にポートレート系の写真家さんは本当にスゴイと思います。むしろリスペクトさえしています。


Location / Nagano, JAPAN

+CAMERA
-SIGMA dp3 Merrill