一足早くSIGMA dp0 Quattroが手元に届いたので、早速長野県の白駒池に行って、その実力を試してみることにした。このカメラのスペック等はメーカーサイトを参照してください。
さて、最初のフィールドテストに苔の森を選んだのは、カメラの性能を知るには都合が良いからだ。細かい葉っぱや苔の質感、雨に濡れた木肌のシズル感、そして苔の森の空気感など、そのカメラの実力が如実に見えてくるからだ。
作業工程は、まずSIGMA Photo Pro(以降SPP)でRAW現像したあと、16bit TIFFに書き出し、Photoshopで微調整をし、Web用にJPGで書き出した。他のカメラと一番違うのは、PhotoshopやLightroomで直接現像が出来ないということだ。必ずSPPでの現像をしなければならないことは、多くの写真家にとって、大きなハードルになっていることは間違いないだろう。この件については、後日改めて追記しますが、今回はまず、このオリジナルサイズでアップした写真をチェックしてみてください。等倍表示まで拡大しても破綻してない画を見ることが出来るのは、唯一Foveonセンサーで撮影された写真だけです。
そしてこの超広角21mm(35mm換算)のディストーションゼロというレンズがまた凄い。自然界において直線は存在しないので、歪ゼロの恩恵はそこまで無いかもしれないが、超広角の宿命である周辺の流れや光量落ちなど、これほどまでに抑えこまれていると、dp0 Quattroが21mmの超広角なのだということをすっかり忘れてしまいそうになるから不思議だ。そして超広角で避けられないのが周辺の解像度だが、これまた恐ろしいまでに、ピンがきている部分はキッチリ解像している。これもぜひ100%まで拡大して確認して欲しい。
ちなみに拡大表示するのは、この画像をクリックしてスペースバーを押せば全画面表示になります。それからマウスホイールをグリグリすれば拡大します。
Location / Lake Shirakomaike Nagano, JAPAN
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-SIGMA dp0 Quattro