大雨の中、ブナの森を散策した。大雨だというのに、ブナの森は小雨程度の感覚だ。よく見ると、大きな葉っぱが雨を捉えて、幹を伝って地面に流れていた。
まさに、天然のダムなんだよね。フカフカの地面を歩く心地良いことと言ったら無い。
雨もまた楽し。
東日本大震災直後から、私たちに出来ることをキーワードに急遽立ち上げた『海森彩生写真展』。多くの人の祈りを受けながら、いよいよ明日開幕です。会場も素晴しい展示になりました。一般参加型とは言え、想いが込められた写真はそれぞれが素敵に力を放っているようです。
ロングラン企画ではありますが、閉幕まで全力で走り抜けたいと思います。みなさまも、どうぞご参加くださいね。
そして、是非会場に足を運んで下さい。
『長い道のりも一歩づつ』
本来ならば、月山神社、湯殿山神社、出羽神社を詣でなければならないところ、なんと合理的というか、ありがたい事に、ここに全ての神々がいらっしゃると言う。それぞれにお賽銭箱もあるので、我ら一行は、ここでご挨拶をする事にした。
長い祈りの後、あ、いえ、最近は祈らずにはいられない事が多すぎて、ついつい長くなってしまうのですが、どうも誰かに見られているような気がして気配の先に目をやると・・・
うわぁお、黒い人が二人で、こちらをじっと見つめていたではありませぬか。
こんにちは。また来ました。
ありがとうございます。
また、呼んでくださいね。
合掌。
出羽三山は信仰に満ちている。そこに行くだけで、その気分が感じ取れる。
風水なのか、地場なのか分からないけど、明らかに我々が住んでいる俗世とは気が異なる。
ここは定期的に訪れる事にしよう。
これで三度目の来訪だ。雪の五重塔もいいが、雨もまたいい。緑が輝いているね。
遅かれ早かれ、ここも世界遺産になるのは間違いないだろう。そうなったら、こうしてじっくり対面することも叶わないかもしれない。
この旅の同行者である、大工のハルも、偶然同じポジションから撮影していました。五重塔について大工さんらしいテキストが添えられています。チェックプリーズ。
+瀧水寺の五重塔
http://harutgi.blogspot.com/2011/07/blog-post.html
健全なブナの森は実に気持ちいい。マイナスイオンが吹き出ていました。この日は生憎の大雨にもかかわらず、ブナの森の中は緩やかに雨がパラつく程度で、地面にはフカフカの落ち葉がたっぷりと水を蓄えていて、正に天然のダムなんだと実感。
このシステムを大事にしなければ、未来はきっと哀しい事になると思う。
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