房総半島の天の川 / 20mm F1.4 DG DN | Art

星空を撮影するなんて何年ぶりだろうか。
実に久しぶりだったのでカメラのセッティングに戸惑いつつ、何とか天の川を撮影してきました。

と言うのも、SIGMAからリリースされたこの20mm F1.4 DG DN | Artは、何でも星空に最適化されているというのだから、これは試さずにはいられない。

そして一昨日、昼間から快晴で天気予報でも夜まで晴れマークが付いていたので、東京の我が家から一番近場で気楽に星空を撮れる、いや、もっと欲を言えば天の川まで狙える場所といえば、房総半島の最南端が最適だろうと言うことで行ってまいりました。

さて、レンズレビューですが、もう何というか、数年前に星空撮影にハマっていたときとは雲泥の差でして、と言うのも星景写真を狙うには、やはり超広角レンズをチョイスするわけですが、となると当然周辺は歪むし画も流れてしまう。
まぁ、それはある意味超広角レンズの宿命なのだと割り切っていたのですが・・・
あらぁまぁ、なんということでしょう。
開放F1.4だというのに、周辺の流れは気にならないし、何と言っても星が丸い点として写っているではありませぬか。
星空撮影をしたことがない人には、なんのこっちゃと思われるかもしれませんが、今までのレンズでは、中心付近こそ星も丸い点として写ってくれるのですが、周辺に行くに連れて、丸が楕円になり、更にはカタカナの『レ』みたいにあり得ないハネ方をしたり、滲んだりと、もう星とは言えない状態が普通でした。

普段は周辺まで厳しくチェックするのが趣味なのですが、星景写真については超広角レンズの宿命だと思い、周辺については見て見ぬふりをして来ました。

ところがどうですこのカット。
何度も言いますが、周辺までクッキリと丸い点で写っているではありませぬか。
いやはや、SIGMAチームは良い仕事をしていますね。何でもこのレンズを開発したエンジニアは自らも星景写真を撮影されるのだとかで、このクオリティには称賛しかありません。

一度これを体験したあとは、星景写真においてもう二度と他のレンズの出番はなくなるだろうなぁ。このレンズを使用できる星景写真家は、それだけでもアドバンテージになること必至ですね。

私もまた、もう少し星景写真を撮ってみようかなと言うモチベーションが上がりました。


Location / Boso Chiba ,JAPAN

+CAMERA
-SIGMA fp L
-20mm F1.4 DG DN | Art