私の棲家がある晴海とは運河を隔てて隣同士だけど、文化が全く違う。そもそも晴海は月島からすると未だ新参者扱いなのだ。当然人種も違う。実はその違いが、また気に入っていたりする。東京に僅かに残る下町風情があるこんな路地裏もまたイイね。
さて例によってカメラネタも少々。
実はこの光の具合、とっても難しい光なのだ。空に露出を合わせると手前の路地裏は真っ黒になってしまう。そもそもこんな狭い路地裏には光なんてあまりあたらない。では、どうしてこのように満遍なく光があたっている写真になっているのか・・・。
これは写真の腕だけでは解決できない。私は基本RAWで撮影しているのだけど、現像にはPhotoshop CS4を使っている。でもレタッチはしてない。ざっくり言うと、白飛びしない程度にアンダー気味に撮影して、現像時に暗部だけを持ち上げればいい。ある意味、HDRテイストだね。
ただ、これは自然じゃないとか言って嫌う人もいる。イイのイイの。これもひとつの表現なんだから。自由にしてイイんだよ。もちろん嫌いでもイイ。
それにしてもこのDP1xは、暗部をグイーンと持ち上げても破綻しないのは素晴らしい。かなり暗かったけど、ちゃんとデータはあるのがスゴイね。
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