世の中デジタルになっても、結局最後はアナログなんだよなぁ。
写真の世界も最後はプリントをして作品となる。
と言うことで、プリントの醍醐味をぜひIslandGalleryで開催中の『栗田ゆが写真展 / 富士物語 新しい時代』に足を運んでご覧いただきたい。
そんな話をしておきながら、デジタル時代の写真の鑑賞方法のお話をしてみましょう。等倍鑑賞なる言葉をご存知でしょうか? アナログ世代な人からは邪道とされた時期もあったように思いますが、実は私もその一人だったかな。っていうのは、モニターで100%にしたところでモヤモヤとした面白くない画像しか見ることが出来ないからだ。なので余程のことがない限り等倍鑑賞なんてしない。まぁせいぜい画面一杯に映しだしてスライドするのが妥当な鑑賞方法だろう。
ところが私が使っているFoveonセンサーを積んだSIGMAのカメラは、この等倍鑑賞が実に気持ちいい。何故ならば完璧なまでに記録されたデータを見ることが出来るからだ。これはもう、マニアな人の鑑賞方法としてしまうには勿体無いない話だと思う。等倍鑑賞はデジタル時代の新しい鑑賞方法として広めたいな。
更にこのdp2 Quattroは、前センサーであるMerrillをも凌ぐ解像度を楽しむことが出来るのだ。流石に今回のdp2 Quattroはコンデジと呼ぶには少々デカイが、フルサイズのデジイチに比べればかなり小さい。こんなにコンパクトなのに実力は中判カメラに匹敵すると言われている。私が見たところでは、等倍鑑賞においては、中判カメラよりも数段上だと思う。
今回もオリジナルサイズでアップしていますので、等倍鑑賞してみてください。
Location / Fixed-point observation from my home Tokyo, JAPAN
+CAMERA
-SIGMA dp2 Quatrro