今日は折角のオフ日でしたが、お天気もドンヨリしていたのでお出かけもせず、前からやろうとやろうと先延ばしにしていたレンズテストをしました。
今回は表題の通り、SIGMA Art Lens 3本による、@14mmのテストです。
使用したカメラは SONY α7RⅡで、テストしたレンズは以下の3本です。
-Art 14mm F1.8 DG HSM
-Art 12-24mm F4 DG HSM
-Art 14-24mm F2.8 DG HSM
▼こちらにフルサイズのデータを公開していますので、自身の目でチェックしてみてください。
https://photos.app.goo.gl/vK1WIWS2hHlGw0c73
総評としては、三本とも全く文句の付けような無いレベルの結果だと思います。まあ、これで片付けてしまったら身も蓋もないので、あえてそれぞれのレンズについて書きます。
▼Art 14mm F1.8 DG HSM
SIGMAが誇る超広角単焦点レンズという事で、Art14mm F1.8は開放から十分に周辺を含め四隅まで解像しています。F4ではもう実用レベルだし、F5.6ではほぼ完璧になります。フルサイズのα7RⅡですと、F8ぐらいがオイシイところでしょうか。
▼Art 12-24mm F4 DG HSM
立ち上がりがF4と少々暗いレンズですが、基本絞り込んで使う風景写真では全く問題にならないレベルです。という事で、こちらも開放F4から十分実用レベルになり、F5.6でほぼ完璧で、F8で全画面クリアな解像をしています。
▼Art 14-24mm F2.8 DG HSM
こちらも開放F2.8から十分に使えます。F4まで絞れば安心して使えるレベルになり、更にF5.6まで絞れば作品として大きくプリントすることも問題ない解像をしています。そしてα7RⅡでのオイシイF値は、8から10くらいでしょうか。
【 総 評 】
風景写真における@14mmの対決としては、F5.6まで絞れば3本とも甲乙つけがたいレベルでした。あとは用途別でのチョイスになるかと思います。星撮影をされる方は、迷わずArt14mm F1.8を選べば幸せになれるハズですし、広角域の@2mmの差は意外にデカイので、少々暗いけどArt12-24mm F4はやはり外せない。そしてArt14-24mm F2.8は、この3本の中ではもっともバランスの取れた、一番使い勝手がよいレンズだと思います。
それにしても、あの超広角レンズ特有の歪みや周辺の流れは、いったいどこにいったのでしょうか? 最近のSIGMAのアートレンズでは、ディストーション・ゼロが当たり前になっているので、こんな大都会の建物を撮っても、きっちり真っ直ぐなものは真っ直ぐに写っていて、これが超広角の@14mmなんて、アートレンズが登場する前までは、想像出来ませんでした。
もっともあの歪みと周辺の流れが、モーレツなワイド感を感じさせていたので、それが好きだったと言う人がいてもおかしくはないですね。もちろん私は元には戻れません。
+CAMERA
-SONY α7RⅡ
+LENS
-Art 14mm F1.8 DG HSM
-Art 12-24mm F4 DG HSM
-Art 14-24mm F2.8 DG HSM
Location / Fixed-point observation from my home Tokyo ,JAPAN